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2007/02/14 販促施策としての試験

 「試験」というと、まじめで堅いイメージだが、「クイズ」というと遊び要素たっぷりの楽しいゲーム感覚になる。近ごろ、このクイズ的なものを「試験」とか「検定」と名づけ、逆に重みづけをしたり、挑戦意欲をかきたてて、販売促進に上手に活用している事例が目につく。

 一例を挙げると、ミュージシャンの奥田民夫さんが自身のサイトで、「全国一斉 第一回 たみお検定」(全50問)というのを行っている。これは、奥田さんの芸能生活20周年を記念したベスト・アルバムの販促の一環としての仕掛けであり、ファンとの一種のコミュニケーション・ツールである。先着で30名まで、全問正解者は合格証書を送ってもらえるそうだ。

 もう一例を挙げれば、グンゼ(株)が2007年3月1日から自社のオフィシャルサイトで「GUNZEパンツ検定」を開始する。現在はその予告がホームページ上に掲載されているが、パンツの歴史や雑学、そしてグンゼ(株)やグンゼ製品についてなど、下着に関する問題が100問(3択)出題されるそうだ。点数より1級から4級に認定され、成績上位者には豪華商品がプレゼントされる、とある。

 このように試験や検定を行うことで、以下のような効果が期待できる。
1.試験や検定の企画・実施を広告宣伝することで、社名や商品の認知度がUPする。
2.試験という形式を取って、いろいろな角度・切り口で設問と解答を用意することが、その会社や商品の魅力を十分にアピールするツールづくりとなる。
3.消費者に受験してもらうことで、会社や商品への興味・関心を喚起したり、知識を深めてもらうことができる。
 こうして、試験や検定が見込客づくりや顧客のロイヤリティ向上に一役買うことになるというわけだ。

 そうしてみると、以下のような検定試験も、自社商品の販促につながる試験と言えなくもないだろう。言い方をかえれば、自社商品に絡めた形で立ち上げた新規企画・事業ともいえる。
 ●キネマ旬報社/ 「映画検定」(2006年6月25日 第1回目実施)
 ●ebookjapan/ 「漫画検定」(2006年11月~開始) 「少女マンガ検定」(2007年1月~開始)
 ●MTV JAPAN/ 「MTVロック検定」(2007年6月実施予定) 
考えてみれば、前回で取り上げた「ご当地検定」なども、各自治体の販促施策だと見ることもできよう。

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